SONY デジタルカメラ サイバーショット詳細レビュー

Cyber-shot(サイバーショット)は、ソニー製デジタルカメラのブランドです。

1996年に開発・発売を開始。Cyber-shot以外にもDigital Mavicaなどのデジタルカメラ製品はあったが、現在ではCyber-shotのブランドで統一されている。記憶媒体は一部でコンパクトフラッシュが併用可能な機種を除けば、ほぼすべての製品でメモリースティックが使用されている。近年では小型化のためにメモリースティックDuoを使用しているものが多い。

レンズでは独カール・ツァイスとの提携によるライセンス許諾生産品が使われていることで知られる。もともとデジタルビデオカメラ「ハンディカム」用レンズの分野で提携が行われていたこともあり、デジタルカメラの分野でもカール・ツァイスとの提携によるレンズの搭載は確実だったと言えよう。

また、ソニーらしい独創性のある機能や、デザインに優れた機種が数多く出されているのも特徴だといえる。レンズ自体を回転して自分自身を撮影できたりハイアングル・ローアングル撮影を可能にしたモデル、スティックタイプや掌におさまるくらいの小ささの小型モデル、超薄型かつ大型液晶を搭載したモデルなど、他社にも影響を与えた製品も多い。

2005年にはコニカミノルタと提携し、デジタル一眼レフカメラを共同開発すると発表。その後、2006年にコニカミノルタのカメラ・写真関連事業からの撤退に伴い、同社のデジタル一眼レフカメラ製品の資産の一部譲渡を受け、同年夏から「α(アルファ)」というブランド名でシステムを発売・展開することとなった(コンパクトタイプなどレンズ一体型モデルはCyber-shotのブランドを継続する)。今後コニカミノルタから引き継いだ資産を受け継ぎつつ、独自の技術力やカール・ツァイスとの提携によるレンズなどを用いた、新たなデジタル一眼レフカメラが産み出されるのか、期待されている。

各種Cyber-shotは1号機であるDSC-F1にはじまり、全てDSC-AB という型番で構成されている。 Aにはシリーズを表すアルファベット1〜2字が入り、Bにはシリーズ中のモデル番号1〜3字が入る。 モデル番号に関しては開発順ではなく、505、85等、製品固有の符号が含まれるが、概ね後発の機種は数値が大きい(DSC-W30、DSC-W50等)。 中には例外的な製品もあるものの、同じアルファベットのシリーズはその外観に於いて非常に似通った特徴を持ち、先代モデルをベースに改良された製品である事が多い。

代表的なシリーズにはFシリーズ(DSC-F)、Sシリーズ、Uシリーズ、Pシリーズ、Tシリーズ等があり、それぞれの主な特徴は以下の通りである。

・Fシリーズ - 初代Cyber-shotを含むシリーズ。DSC-F505等例外的な製品を除いてカメラが前後に回転し、液晶画面を見ながら撮影者自らを撮影できる構造を備えているのが特徴。
・Sシリーズ - 高機能ながらコンパクトカメラを目指して作られたシリーズ。長時間バッテリー等、実用的な機種が多い。
・Uシリーズ - 手のひらサイズを目指したシリーズで、他のCyber-shotには無い機能面やデザインでのアプローチも強い。DSC-U60はその典型とも言え、本体を片手で斜めに握って撮影するというユニークで小型かつ機能的なデザインと、Cyber-shot唯一の防水、防塵デジタルカメラであった事が人気を呼び、ヒット商品となった。
・Pシリーズ - Cyber-shotの名を広めたシリーズで、横長の独特なフォルムが特徴。Cyber-shotと言えば、Pシリーズのどれかを連想する消費者も多い。DSC-P1は同シリーズ中、最も販売台数が多い。
・Tシリーズ - 現在同社デジタルカメラの主力商品となっているシリーズ。多くのモデルは薄型の外観が特徴。T50にのみ、Nシリーズ同様のタッチパネル液晶が採用された。
・Wシリーズ - Sシリーズの長時間バッテリー、実用路線を踏襲しつつ、小型化を実現したシリーズ。
これら以外にもタッチパネル搭載のN、異色なデザインのM、高倍率ズーム搭載のH、アマチュア向けのV、Rシリーズ等がある。 現行のDSC-R1は有効1千万画素超を実現したCyber-shotの最上位モデルとなる。 また、2006年後期モデル頃から写真に音楽を付けることが可能な「音フォト」機能を搭載したものも発売されている。

2007年春モデルではTシリーズ2機種(T100,T20)、Wシリーズ1機種(W80)、Hシリーズ1機種(H7)にデジタル一眼のαで使われている映像処理エンジン「BIONZ(ビオンズ)」を搭載し、オプション使用によりハイビジョン画質での音フォト出力も可能になった。 更に、人の顔を探しだして、顔がいちばんキレイに写るように調整する「顔キメ」機能も搭載された(但しW35除く)。 尚、このモデルではTシリーズの充電池が今まで使われていたインフォリチウム形式ではなく、通常のリチウムイオン形式に変更された。